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坂道に強い!馬力のある軽自動車ランキングと64馬力規制を徹底解説

馬力のある軽自動車ランキングのアイキャッチ




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軽自動車といえば、排気量が最大660ccまでという制限でパワー不足感が否めません。

1〜2人程度でサクッと小回りのきく軽自動車を運転する際はいいのですが、ファミリーでの走行や荷物の積載、坂道や雪道では馬力(最大出力)が重要ですよね?

また意外と重要になるのが、高速道路での合流や追い越し時。

ターボ無し+4人乗車などの場合では、パワー不足でストレスを感じることも多々あるでしょう。

もともと普通車に比べるとパワー不足なのは言うまでもないですが、「それでも軽自動車の中でパワフルな車を選びたい!」という人のために、この記事では馬力のある軽自動車ランキングをご紹介しますね。

流れとしては、まずこの記事の前半にて軽自動車のターボについて(64馬力規制)や馬力のある軽自動車ランキングをご紹介し、

後半でターボのデメリットや坂道に強い軽自動車について解説していきます。

この記事を読めば、車の最大出力や馬力、トルクなどのパワーに関する知識を得つつ、どの車がパワーがあるのかをざっくりと知ることができますので、ぜひご一読くださいね。

では参ります。




軽自動車の馬力(最高出力)とは?

馬力を連想させるためのスピードメーターの画像
まずはランキングを見る前に、最低限知っておきたい知識をまとめます。

そもそも馬力が何を意味するのかというと、本来は”一定時間内に決められた荷物をどこまで運べるか”を示す指標のこと。

具体的にいうと、1馬力は『1秒間に75kgの重さを1m持ち上げるパワー』です。

この馬力はトルクやエンジンの回転数を掛け合わせて、車のパワーを表す数値として捉えられます。

馬力はアメリカではHP、ヨーロッパ・日本ではPSで表記しており、HPとPSではわずかに数値に誤差が生じますが、車の出力を見る際は気にしなくて大丈夫です。

軽自動車には64馬力規制がある

ご存知の方もいると思いますが、軽自動車には64馬力までというメーカーの自主規制があります。

これは1989年に国土交通省の要請によってスタートしたものです。

それまで軽自動車の馬力は50馬力程度でした。

しかし1987年2月にスズキの初代アルト・ワークスが64馬力(550cc直列3気筒ツインカムターボ)という驚異的な数値を叩き出し発売。

もちろん他のメーカーも負けじと馬力をアップさせた軽自動車を発売していくのですが、

当時の軽自動車は、今の軽自動車と違い以下のような弱点がありました。

  • 普通車に比べて、車体がもろい
  • 車重が軽いため、スピードが出やすい

そのため軽自動車業界でこのまま馬力競争になると、

  • 交通違反や交通事故の増加
  • 運転者の安全性が確保できない

といった可能性が高くなってしまったのです。

そこでそのような状況に歯止めをかけるため、当時の最大馬力の64馬力を自主規制値に定められたのです。

特に現在のターボ車の馬力は、規制値ギリギリの64馬力がほとんど。

そのような中でよりパワフルな軽自動車を探すには、トルクが重要なカギになってきます。

では次でそのトルクについて詳しく解説していきますね。

軽自動車の馬力とトルクの数値に注目しよう

車の最高出力を知るうえで欠かせない指標が「トルク」です。

トルクは自動車のタイヤを回転させる力のことで、加速力や燃費に大きく関係してきます。

車を発進させる瞬間や、坂道を走る際のパワートルクが大きいほどパワフルで、少ない回転数で出力できれば燃費も良くなりますよね。

最高速度を決めるのは馬力ですが、最高速度を出すまでの時間(瞬発的な力)を早めてくれるのがトルクということになります。

軽自動車でパワフルな車種を知りたい場合、馬力とトルクに注目して選ぶようにしましょう。

馬力のある軽自動車ランキング

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最低限の知識を踏まえたうえで、馬力のある軽自動車のランキングを紹介していきます。

自動車のエンジンでターボ搭載の軽自動車は最大トルクが大幅に上がりますので、ノンターボ車と比べて馬力が強いです。

そのため、ターボ車とノンターボ車で分けてのランキングとなります。

ノンターボ車の馬力ランキング

馬力は先ほど説明した通り、最大出力数であり、PSが日本で言う馬力に該当します。

トルクは回転数がrpmで表記されており、これが少ないほど「少ないエンジン回転数でパワーを引き出せる」ということになります。

ノンターボ車の馬力ランキングベスト10

車種名 最大出力
(KW(PS)/r.p.m.)
最大トルク
(N・m(kgf・m)/rpm)
ホンダN-BOX 43(58)/7300 65(6.6)/4700
ホンダN-WGN 43(58)/7300 65(6.6)/4700
ホンダN-ONE 43(58)/7300 65(6.6)/4700
ダイハツウェイク 38(53)/6800 60(6.1)/5200
ダイハツキャスト 38(53)/6800 60(6.1)/5200
スズキワゴンR 38(52)/6000 63(6.4)/4000
スズキハスラー 38(52)/6000 63(6.4)/4000
スズキアルト 38(52)/6500 58(5.9)/4000
ダイハツタント 38(52)/6800 60(6.1)/5200
ダイハツムーヴ 38(52)/6800 60(6.1)/5200

ノンターボ車はホンダのNシリーズが最も馬力が強くてパワフルだということがわかりました

ただしこのランキングでは、車重や燃費といった要素は考慮していないので、ファミリーで利用したり積載状況などによって最適な車は変わってきます。




ターボ車の馬力ランキング

次にターボ車の馬力ランキングを見ていきます。

ターボとはスポーツタイプやワンボックスタイプなどの高いエンジン出力が求められる車に搭載されるエンジンです。

ターボ車はパワー不足を解消でき、坂道や荷物を運搬する際に頼もしい存在であり、最大トルクがかなり高くなります。

さらに極力少ないエンジン回転数で最大トルクが発揮される方が、エンジンのパワーを使いやすいため、

このランキングでは最大トルクとそれを発生させる回転数でランキング付けしています。
(馬力は全て規制値の64馬力です)

ターボ車の馬力ランキングベスト10

車種名 最大出力
(KW(PS)/r.p.m.)
最大トルク
(N・m(kgf・m)/rpm)
ホンダN-BOXターボ 47(64)/6000 104(10.6)/2600
ホンダN-WGNターボ 47(64)/6000 104(10.6)/2600
ホンダN-ONEターボ 47(64)/6000 104(10.6)/2600
スズキジムニー 47(64)/6500 103(10.5)/3500
スズキアルトワークス 47(64)/6000 100(10.2)/3000
スズキスティングレーターボ 47(64)/6000 95(9.7) /3000
スズキハスラーターボ 47(64)/6000 95(9.7) /3000
ダイハツウェイクターボ 47(64)/6400 92(9.4)/3200
ダイハツキャストターボ 47(64)/6400 92(9.4)/3200
ダイハツタントターボ 47(64)/6400 92(9.4)/3200
ダイハツムーヴターボ 47(64)/6400 92(9.4)/3200

やはりターボ車の場合でも、ホンダのNシリーズがランキングトップを占めていますね。

馬力は軽自動車の場合、64馬力の規制があるので大幅な変化はないですが、最大トルクが大幅にアップしていることが分かります。

このランキングでは下記のようなスポーツタイプのターボ車を除いているものの、それぞれNシリーズがパワフルで馬力のある軽自動車と言えそうです。

  • ダイハツ・コペン
  • ホンダ・S660

ただスポーツタイプのアルト・ワークスに関しては、新車価格が151万円~という点や4人乗れることからランキングにいれてあります。

※スポーツタイプも含めた軽自動車のターボエンジン搭載車について詳しく知りたい方は下記の記事がございますので、ぜひ参考にしてください。

おすすめターボエンジン搭載軽自動車ベスト10!

ターボ車は最大トルクが高い

馬力のある軽自動車、N-BOXの画像先程もご紹介したように軽自動車は自主規制によって、馬力(最大出力)は64psまでとなっています。

軽自動車の馬力規制の中で車のパワーを引き出すには、トルクによるエンジンの回転する力を大きくして、初速や加速力を高めることが重要になってくるのです。

そのような作りのターボ車はノンターボ車(自然吸気エンジン)よりもパワーがあって、最大トルクが高くなるというメリットがあります。
(少ない回転数で高い馬力を生み出せる)

そのため、

  • 荷物を多く載せる
  • 頻繁に長距離ドライブをする
  • 手軽にアウトドアを楽しみたい
  • 家族で車に乗りたい・乗らざるを得ない(4人乗車が基本!)
  • 軽自動車でもパワフルな走行を楽しみたい

という方は、ターボ車を選ぶことをオススメしますね。

ただターボ車にもデメリットがございますので、それを次でご紹介していきます。




ターボ車は燃費に注意

軽自動車でもパワーを得られるターボですが、ターボ車は燃費が悪くなるというデメリットもあります。

ホンダN-WGNの燃費比較
  • ターボ:26.0km/L
  • NA:29.4km/L

加速性能を重視すると、燃費を犠牲にしなければなりません。

ただし車種によってはノンターボ車(自然吸気エンジン)とそこまで燃費の差がない車もあります。

例えば、スズキの車はマイルドハイブリッドと呼ばれるS-エネチャージ技術のおかげで、ターボエンジンの燃費向上に貢献しています。

ハスラー燃費比較
  • ターボ:27.8km/L
  • NA:32.0km/L

軽自動車で燃費が落ちるのであれば、燃費の良いコンパクトカーの方が馬力もあり良いのでは?

と考える方もいるでしょう。

そこで当メディアではコンパクトカーと軽自動車の維持費について比較した記事も公開しています。ぜひ参考にして頂けたら幸いです。

軽自動車の維持費が安いって本当?コンパクトカーと比較しました

坂道に強い軽自動車は、ホンダ・Nシリーズ

坂道に強い軽自動車を選ぶ際は、必ずターボ車を選びましょう。

特にホンダのNシリーズはエンジン回転数2600rpmで最大トルク10.6Kgmを出力するエンジンを搭載しています。

そのため坂道に強い軽自動車としてはNシリーズがオススメ。
(Nシリーズ全車には4WDの設定もあります)

軽自動車の中では突出したパワフルさで、4人での走行や荷物、坂道といった状況でも安心して走行できる車です。

>>>カーセンサーでホンダ・Nシリーズを見てみる

ホンダNシリーズがターボでは優位

馬力のある軽自動車、ホンダN-WGNの画像4車種のホンダが馬力という点で突出したのは、ホンダが独自で軽自動車エンジンを開発している点に理由が隠されています。

同社で開発する普通車の部品を軽自動車に流用しており、走行性能の向上や他メーカーで開発できないエンジンを搭載するなど、ホンダ独自の強みを活かした結果でしょう。

また、ターボ車とノンターボ車では10馬力程度の差が生じますが、いざという時に1000ccの小型車並みのパワーを引き出せるほどの性能があると言われています。

軽自動車とは言え、瞬間的なパワーを引き出す性能はかなり高くなってきているんですね。

Nシリーズ全車には4WDモデルも設定がある

さらにNシリーズ全車には4WDモデルの設定もあります。

そのため

  • 頻繁に坂道を走行する
  • 風が強い地域に住んでいる
  • 雨や雪が多い地域に住んでいる

という方には、ターボ+4WD車がオススメです。

当たり前ですが、上り坂では重心が後ろになります。

特に荷物をたくさん積んでいればなおさら重心が後ろです。

そうなるとNシリーズのターボであっても前輪駆動のFFでは、うまくパワーを路面に伝えられない可能性があります。

また風が強い地域や雪が降る地域でも4輪全てで路面に力を伝えられる4WD車の方が安定した走りが可能になるのです。

そのためNシリーズのターボに加えて、4WDのモデルを選ぶことでよりパワフルな走行をすることができるようになります。

まとめ:馬力(最大出力)重視ならターボ車をチェックしよう

以上が馬力のある軽自動車ランキングでした。

結果としてはホンダのNシリーズがターボ・ノンターボどちらもパワフルだという結果になりましたが、馬力で選ぶならターボ車を選ぶべきでしょう。

その中から燃費や広さ(荷物を運ぶ場合)などの要因で選ぶのが一般的ですね。

軽自動車の不安な要素でもあるパワー不足を補うためにも、馬力(最高出力)は絶対にチェックしておきたい要素です。