消耗品

タイミングベルトの交換時期(寿命)や交換費用は?切れたらどうなるの?




車のエンジンを動かす上で最重要ともいえる部品のタイミングベルト。
よく「そろそろ変えないとヤバい!車が壊れる」なんてことを聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。

そんなことを聞いたことがあっても、

  • 「タイミングベルトっていつ頃が寿命なの?」
  • 「タイミングベルトの交換時期ってあるの?」
  • 「タイミングベルトが切れたら車はどうなっちゃうの?」

といったような疑問が出てくると思います。

そこで今回は、タイミングベルトの寿命や交換時期、費用等について解説していきたいと思います!

そもそもタイミングベルトってなに?

それでは、タイミングベルトはそもそもどのような部品なのか、というところから解説していきます。

タイミングベルトはその名の通り、エンジン吸気と排気、点火(イグニッション)などを行うときに「どのタイミングで行うか」ということを決めている部品です。

エンジンは「吸入→圧縮→燃焼→排気」という4つのサイクルを行って動力にしています。
この一連の動きをタイミングよく動作させるために制御するパーツがタイミングベルトなのです。

このタイミングベルトが無いと、「吸入→圧縮→燃焼→排気」がちょうどいいタイミングで行われないためエンジンとしての十分な機能を果たしません。

極端なことを言うと、タイミングベルトが切れてしまうと4つのサイクルが順番通り機能せずに同時進行してしまうことによりエンジンが壊れてしまいます。

つまり、タイミングベルトは自動車にとって必要不可欠な部品なのです。

タイミングベルトの交換時期(寿命)ってどれくらい?

次は、タイミングベルトの寿命(交換時期)についてご説明します。

車の部品は走行距離や経過年数、使い方によって交換時期や寿命が変わってきます。

例えば

  • エンジンオイルは1年1万キロ(シビアコンディションと呼ばれる、ストップ&ゴーが多かったり、車への負荷が大きい走行をすると半年5000キロとも言われています)
  • タイヤは距離を走っていなくてもゴムが劣化するので、だいたい3年~4年

とも言われていますよね?

これらの部品のように、タイミングベルトにも
交換すべき時期や走行距離数の目安が製造元(自動車メーカー)によって決められています。

タイミングベルトの交換時期は「10年10万キロ」と決められています。

実際のところ「10万キロ走ったらブチッと切れてしまう」ということはありませんが、ベルトと呼ばれるもの=つまりゴム製品なのでモチロン劣化します。

10万キロを超えたら劣化によっていつ切れてもおかしくないくらい傷んでいる。切れてしまったらエンジン自体が壊れてしまう。
という危険と隣り合わせの状態になっていると言っても大袈裟ではありません

車を大事に乗っていきたいのであれば10万キロに到達するタイミングでタイミングベルトを必ず交換する
ことでより長い期間乗り続けることができるでしょう。

これは余談ですが、タイミングベルトを交換すると同時に燃料ポンプやウォーターポンプなどの部品も同時に交換することをお勧めします。

ちなみに軽自動車と普通車だと交換時期は違うの?と思う人もいるかもしれません。
タイミングベルトの交換時期や寿命は軽自動車も普通車も同じで10万キロが目安になります。

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タイミングベルトの交換費用はいくら?

タイミングベルトの重要性や交換時期(寿命)がわかったところで一番重要なポイントを忘れていませんか?

そう、交換費用です。

タイミングベルトは部品そのものは3000円~5000円くらいの安価な部品です。

ですがエンジンの中枢部に位置する部品なので、エンジンをある程度バラしたり、車種によってはいったんエンジンを車から降ろして作業する必要があるものもあります。

そのため時間(工賃)がかかります。

平均的な交換費用は6万円~11万円ほどかかります。
それなりに費用が掛かりますが、もしタイミングベルトが切れてしまってエンジンが壊れてしまった場合はエンジン交換が必要になり、タイミングベルト交換の4倍~10倍かかってしまうかもしれないので、それと比較したらタイミングベルト交換は安いものですよね。

また先ほど出てきた燃料ポンプやウォーターポンプはエンジンを降ろしたりする必要のある作業なのでタイミングベルト交換と同時作業をすれば工賃が安価になります。
つまり「ほぼ部品代」だけの費用です。
かかる費用としては、2つ併せて約6万円程度なので、壊れてしまう前の予防整備として同時作業することを強くお勧めします。

最近の車はタイミングベルトではなくタイミングチェーンを装着している

実は、最近の車はタイミングベルトを装着していない車があります。
タイミングベルトはゴムのため劣化してしまうため、交換する手間も費用も掛かってしまうので、「絶対に切れない」代用品が使われるようになりました。

それは金属の「タイミングチェーン」です。
タイミングチェーンはタイミングベルトと全く同じ役割にもかかわらず「切れにくい特性」を持っています。
タイミングチェーンはタイミングベルトと比較すると耐久性が大幅に向上しています。距離にすると30万キロ程度までは余裕で使えるとされているので、タイミングチェーンよりも先に他に致命的な故障が発生するケースがあるため、乗り続けている間は交換する必要がほぼ皆無であると言えますね。

つまり、タイミングチェーンは革命的な部品とも言えます。

中古車サイトなどを見ていると、タイミングチェーン搭載車はその旨を記載して費用が掛からないおトク感を演出しているところもあります。
特に10万キロ前後の個体はよく書かれていますね。

まとめ

エンジンの最重要部品であるタイミングベルト。
これが切れたらエンジンが壊れてしまうというものですので、10万キロが近づいてきたり走破してしまったら速やかに交換するようにしましょう。
10万円程度の出費で長く車が乗れるのであれば安いものですよ!