車査定をしたいけど、事故したから・・・と躊躇してしまっていませんか?事故を起こしたというと、車査定でもマイナスポイントになると思いがちです。ですが、事故車だから必ずマイナス!という訳ではないのです。
事故をした車でも、そこまで査定額に響かない場合もあります。逆に、事故とまで呼べないようなものでも減額されることも・・・。今回は、勘違いされやすい事故車の定義について詳しく説明していきます。
事故車の定義を理解することで、上手に交渉を行うことができ査定にマイナスポイントにならない!という場合も大いにあり得るお話なので、その不安を車査定の前に、解消しておきましょう!
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Contents
車査定では事故車だからと言ってマイナスではない!
先ほど話したように、事故をした車だからといって必ずマイナスポイントになる訳ではありません。よく耳にするのが、事故車・修復歴車という言葉です。同じ意味だと思っている人が多いのではないでしょうか?
事故でも、査定額が減額されない事故や修理法などもあります。事故車だから・・・と諦めるのはまだ早いですよ!交渉する際に、事故車の定義に知っておくと査定額が下がることを回避できるかもしれません。
マイナスになるのは修復歴車
車査定では、修復歴車は必ずマイナスポイントになってしまいます。車査定を行う査定士が、お客様にもわかりやすくするため「事故車」と呼んでいるところもあるのです。なので、修復歴有りと判断されると残念ですが、査定額はマイナスになります。
修復歴車は、市場でも相場より安く売り出されます。そのため、どうしても査定額はマイナスになってしまうのです。業者側は、安く買って高く売るのが目的です。高く売れないのであれば、なおさら安く買い取るように査定されてしまいます。
修復歴とは?
修復歴有りとされてしまうのは、車の骨格部分を交換や修正した場合です。なので、どんな事故でも骨格部分を交換・修正してない場合には「修復歴」には当てはまらないのです。
- フレーム
- クロスメンバー
- インサイドパネル
- ピラー
- ダッシュパネル
- ルーフパネル
- フロア
- トランクフロア
- ラジエーターコアサポート
この9か所の部分が車の骨格部分になります。この中で1つでも修正や交換したことがある場合には、修復歴有りとされてしまうのです。
修復歴車については、下記の記事で詳しく書いていますよ♪

事故車=修復歴車ではない!
修復歴車の定義について上記で、説明しましたが理解できましたか?事故車=修復歴車という訳ではないのです。事故をしたかどうかよりも、修復歴車があるかどうかのほうが重要になってきます。
骨格部分に修正や交換がない場合には、どんな事故をしても修復歴車にはなりません。骨格部分以外を修正や交換すると、修理車とも呼び、修理車は修復歴車よりも査定額に影響することはありません。修理は、傷やヘコミなどを隠したりするとムラになってしまって逆にマイナスになることもあるので注意するようにしましょう。
どんな事故だと修復歴車になるのか?
では、どのような事故だと修復歴車になるのでしょうか。少し例をあげてみました。
- 正面衝突の事故をしてしまい、バンバーやボンネット部分を交換し修理をした。
この場合には、バンバーやボンネットのみでフレームやクロスメンバーには手を加えていないので修理車になります。修復歴車にはなりません。
- 後ろに倉庫があるのを忘れてしまって、後ろ部分を大きく傷つけてしまった。トランクまで大きくヘコミができてしまったのでトランクフロアを交換、修正した。
この場合には、骨格部分であるトランクフロアに手を加えたのでアウトです。修復歴車になってしまいます。
このように、人に迷惑をかけた大きな事故でも自分の家でぶつけてしまった小さな事故でも骨格部分に手を加えたかどうかが大きなポイントとなってくるのです!
塗装や板金塗装での査定評価は?
- マイナスにもプラスにもならない
- 塗装が下手だとマイナス評価
- 塗装や板金塗装には費用がかかる
塗装や板金塗装を行った場合には、修理車と判断されます。傷やヘコミを綺麗に塗装・板金塗装してあれば、査定額がマイナスになることはありません。ですが、プラスになるわけでもないのです。
さらに、塗装にムラがあったり板金塗装で修理した跡がはっきり分かるような場合にはマイナス評価の場合もあるので注意してください。無理に自分で塗装を行わない方が良いと思います。
そして、プロに修理を頼むのも、高額な料金が発生することがあります。修理をしたからといって確実に査定額が上がる訳ではないので、売却する時期なども考えて塗装や板金塗装などの修理は考えるようにしてください。
車の塗装については、下記の記事で詳しく書いていますのでぜひ参考にしてみてくださいね♪

修復歴車なのにバレない・嘘をついた場合
修復歴があるかどうかは査定額に大きな影響があるため、慎重に査定していきます。修復歴有りってバレないようにすれば・・・嘘をつけば良いのでは!?と悪いことを考えていませんか?その考えは絶対にNGです。
売却をする際に、契約をしますよね。その契約で「告知義務」というものがあります。修復歴があれば必ず告知する義務があります。そして、嘘をついても後でバレてしまうと事後減額請求をすることができるのです。後から、マイナス分を請求されることもありますし、なにより信頼関係が一番です。気持ちよく契約ができるように、嘘はやめましょう。
基本的に修復歴車はバレる!
査定してくれる業者の方は、プロです。査定にはマニュアルもありスムーズに行ってくれます。なにより、修復歴があるかどうかは特に注意してチェックします。修復歴がある車は、相場より低い金額で市場に売り出されるなので、買取業者も見逃すまいと必死になるわけです。
そのため、車を買い取るときには要チェックポイントなのです。もし、売却の時点でバレなくても後で必ずバレますし、さらにプロによって詳しく検査されるのです。結局、最終的にはバレてしまうので、隠しておくことは不可能。どうせバレてしまうなら、嘘をついても無駄で、信頼関係を崩してしまい売却後にトラブルが起こってしまうこともあるので、嘘をつくことはしないようにしましょう。
知っていて嘘をついた場合は後から減額される可能性も
上記でも話したように、後から修復歴が発覚し大きな影響がある場合には後から減額分を請求されることもあります。知っていたのか、知らなかったのかは大きなポイントになります。
ワンオーナの車の場合は、知らない!なんてことはないですよね。後から減額され請求されると、一度もらったお金を返さなければいけなくなります。売却する際に、告知義務が発生することは法律で決まっていることなので、嘘はNGです。なにより、トラブルの元になってしまうので、必ず正しい情報を伝えましょう。
事故車・修復歴車の交渉ポイント
- 修復歴車について理解しておく
- 修復歴がある場合には申告する
- 修理車の場合にはしっかりと伝える
少し意地悪な査定士さんや、あまり知識がない査定士さんに当たってしまうと修復歴車に当てはならないのに「修復歴有り」にされてしまう場合があります。骨格部分までは修正、交換していないので違います!としっかりと伝えるようにしましょう。
こちらにも知識があると感じてくれれば交渉も思うように進んでいくことがあります。修復歴車じゃないのに、大きなマイナスにされてしまったら悲しいですよね。後で後悔がないように、車査定を行う前にもう一度事故車、修復歴車の定義をしっかりと思い出すようにしてください。
事故車について詳しく理解することができたでしょうか?一番のポイントは修復歴車なのかどうかです。そして、売却をする際には嘘がないようにしていきましょう。必ず嘘はバレてしまいます。業者側もこちら側も、気持ちの良い契約が出来ることが一番大切です。次の車の資金、貯金のための資金など納得のいく査定額が出してもらえると良いですね!