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新型フィットハイブリッド後期(GP5)は正統進化系!デザインが一新!

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国産コンパクトカーの不動のセンターとして、今なお非常に高い人気を誇るホンダ・フィット。

2001年登場の初代モデルを皮切りに、燃料タンクの配置を前席側へと移すことにより、車体後方を広く使える独特の構造がその後の評価を決定的なものとしました。

その後も安定した人気を保ちつつも、国内における販売台数順位がトヨタに遅れを取ったことにより、決して安泰とは言えない状況を招いてしまったのは記憶に新しいところです。

そんなホンダが放つ起死回生の一台に選ばれたのが、2017年6月に非常に熱のこもったマイナーチェンジが実施された新型フィットです。

今回は、コンパクトカー国内ナンバーワン奪還を期したホンダの意欲作・新型フィットについて解説させていただきます。




新型フィットは誰もが好きになれる優しい顔が魅力!


新型フィットの大きな変更点は、外装のワイド感の強調が筆頭に挙げられます。

前後バンパー形状を変更し、ヘッドランプとグリルを一体化することにより、先代フィット以上の幅広なイメージを強調。

コンパクトカーながら広さがウリであったフィットのイメージをより強化し、力強いイメージを前面に出してきたと言えます。

それでいながら男性的なマッチョなものではなく、柔和に微笑む女性のような雰囲気があり、誰からも親しまれる理想の母親像的な優しい雰囲気を醸し出しております。

さらにホンダからはこの新型フィットに対応させたSUV風カスタムパーツ「クロススタイルパッケージ」がオプションとして用意されており、フィットが持つ「日常使いに特化したコンパクトカー」というこじんまりとしたフィットのイメージを変えていこう、という意気込みが感じられます。

インテリア面も先代と比べ大きな改良があり、今回の目玉はオプション設定された「プレミアムブラウン」。

本革巻きの専用ステアリング、上質なスエードを使用した専用シート、メーターパネルの視認性強化など、随所に質感を高める工夫が施されています。

新型フィットは誰もが好きになれる優しい顔と女性的な柔らかさ、上質な室内空間の調和が取れた「親しみやすさ」が強調された、新生ホンダの意気込みがよく現れた国産コンパクトカーの本命に相応しいクルマだと言えるでしょう。

新型フィットはハンドリングの正確性とボディ強化が大きな武器に!


今回のフィットの特徴は内外装だけに留まらず、ボディの要所要所に実施された剛性の強化も見どころのひとつです。

モノコック構造自体に変わりはないものの、ステアリングをはじめとした各ベアリングの強化、シャーシの負荷がかかる部分の中でも重要箇所へと補強材を追加し、この見直しが外観上の力強さとボリュームアップにもつながっております。

この強化ぶりはフルモデルチェンジに匹敵するほどの向上であり、ボディ剛性の底上げによってハンドリングもより正確なものへと進化。

スポーツモデルのような俊敏さこそありませんが、従来モデルと比べると非常に高い評価を与えることができます。

また、ボディ構造の見直しによって車内の静粛性も大幅に向上。

特に、歴代フィットに採用されてきた防音防震材「メルシート」が1.5倍(2mm→3mm)となったことにより、エンジンノイズといった不快な外音を大幅にカットすることに成功しております。

ベーシックグレードでもこれだけの強化ぶりですが、ハイブリッドモデルの「フィット ハイブリッドS」ではエンジンマウント部などを見直し、ハイブリッドカーならではのエンジン静粛性を強化。

その室内空間の静かさはセダンに匹敵するほどで、FF仕様車で新車販売価格180万円そこそことは思えないほど快適性が向上しております。

マイナーチェンジでありながら車体の向上ぶりが目覚ましい新型フィットは、ハンドリングの正確性・走行時の快適性が大幅に強化された国産コンパクトカー最高クラスの快適マシンへと進化した一台です。

新型フィットは空力特性と燃焼機関の見直しで燃費性能をさらに強化!


こうしたボディ面での充実ぶりが光る新型フィットですが、ボディ構造の見直しは燃費面にも現れております。

前後バンパーをはじめとしたボディデザインの変更に伴い、経済性を重視したコンパクトカーでありながらも、ボディ全体の空力特性が1.5%アップ。

さらに全グレードのエンジンにカムシャフトの軽量化と摩擦抵抗値の低減化が施され、相乗効果によって先代モデル以上の燃費性能を実現して見せました。

特に新型フィットハイブリッドの向上ぶりは目を瞠るものがあり、先代モデルのリッター36.4kmから37.2kmにまで約2%アップ。

これは日産の「新型ノート e-POWER」の燃費特化モデル「Sグレード」に匹敵するもので、ライバル打倒へ向けた意識の高さが感じられます。

コンパクトカー=好燃費というイメージが強いフィットですが、決して燃費ありきの車ではなく、しっかりとした快適性と運動性能を備えるようになった点は、国産コンパクトカーの革命児と呼べるだけの完成度の高いモデルだと言えるでしょう。