スカイラインに搭載されていることで有名なRBエンジン。
中でも特に有名なのが、GT-Rに搭載されているRB26DETTですが、
それだけではなく、2,500ccのRB25エンジンも優秀な性能を誇っています。
とはいえ
- RB25エンジンのことを詳しく知らない
- NAからターボへの載せ替え費用が知りたい
- どのようなカスタム事例があるのか知りたい
などが気になるところではないでしょうか?
そこでこの記事では、そんなRB25エンジンについて詳しくご紹介していきます。
具体的にはこの記事の前半部分で、RB25エンジンの概要やスペック、搭載車種などをご紹介してしていき、
後半にて、RB25エンジンのターボへの載せ替え費用やカスタム事例などをご紹介するという流れです。
この記事はRB25エンジンについて詳しく知りたい方やカスタムの方向性に悩んでいる方に読んでいただきたい記事となっておりますので、ぜひご一読くださいね。
では参ります。
Contents
RB25エンジンの概要|特徴や馬力は?

ではまずはじめに、
- RB25エンジンとはどのようなエンジンなのか
- アルファベットの意味
- 歴代のスペック
などについて詳しくご紹介していきます。
RBエンジンの概要
そもそもRBエンジンとは、1984年~2004年にかけて日産自動車が生産していた直列6気筒のガソリンエンジンのことを言います。
意外にも1番最初に搭載されたのは、5代目ローレル(C32型)という車です。
この「RB」にも意味があり、「Response Balance」の頭文字から取られています。
もちろんこの文字通り「反応、バランス」の良いエンジンです。
さらにRBエンジンには、RB26やRB25だけでなく、下記のような
- RB20
- RB24
- RB25
- RB26
- RB30
様々な種類があります。
ちなみにこのRBのあとに来る2桁の数字は、そのエンジンの排気量を表しています。
(日産のルールで他のエンジンも上記のようになっています)
そのためRB25エンジンは排気量2,500ccのエンジンを表しているのです。
またRB25エンジンには、2種類(RB25DE・RB25DET)があり、この「25」の後のアルファベットにも意味があります。
そこでこのアルファベットについて次で詳しくご紹介していきますね。
RB25DE・RB25DETのアルファベットの意味について
数字の後のアルファベットには、下記の意味があります。
- D・・・DOHC
- E・・・Electronic(エレクトロニック)
- T・・・Turbo(ターボ)
- Double(ダブル)
- OverHead(オーバーヘッド)
- Camshaft(カムシャフト)
という意味で、レシプロエンジンおける吸排気弁機構の形式の1つです。
つまりRB25DEがノンターボ(NA)エンジンで、
RB25DETがシングルターボエンジンになります。
ちなみに
GT-Rに搭載されている、RB26DETTエンジンは、Tが2つあるため、ツインターボになります。
歴代RB25DE・RB25DETのスペック紹介
下記が簡単なRB25エンジンの各スペックになります。
◯RB25DEのスペック
エンジンのタイプ | 直列6気筒 DOHC 24バルブ |
---|---|
排気量 | 2,498cc |
最高出力 | 132kW(180PS)/6,000rpm 140kW(190PS)/6,400rpm 147kW(200PS)/6,400rpm 147kW(200PS)/6,000rpm(NEOストレート6) |
最大トルク | 226N・m(23.0kg・m)/5,200rpm 230N・m(23.5kg・m)/4,800rpm 230N・m(23.5kg・m)/4,800rpm 255N・m(26.0kg・m)/4,000rpm(NEOストレート6) |
ノンターボのエンジンですが、年々馬力・トルクともに上昇しています。
特にNEOストレート6と呼ばれる最終モデルでは、馬力こそ変わりませんが、トルクが2.5kgも上昇し、さらに低回転で最大トルクを迎えるように仕様が変更されているのです。
つまり最大トルクの発生が低回転であればあるほど、常用使いでエンジンのパワーを上手く使うことができ、扱いやすいエンジンと言えます。
◯RB25DETのスペック(最終モデル)
エンジンのタイプ | 直列6気筒 DOHC 24バルブ インタークーラー付きシングルターボ |
---|---|
排気量 | 2,498cc |
最高出力 | 280PS/6400rpm(NEOストレート6) |
最大トルク | 37.0kgm/3200rpm(NEOストレート6) |
エンジンスペックが最終モデルしかわからなかったため、上記のようになっています。
また最高出力は、最終モデルのRB25DET(NEOストレート6)で、当時の馬力規制の上限値である280馬力を達成。
またトルクのピークが3,200rpmでむかえることでRB25DE同様、とても扱いやすいエンジンです。
RBエンジンではRB26DETTがツインターボのため、常に1番良いと思われがちですが、街乗りや高速道路の走行では、RB25エンジンの方が評価が高い場合もあります。
それを証明するようにRB25エンジンは、スカイラインだけでなく居住性重視のローレルなど様々な車に搭載されていました。
つまり扱いやすく汎用性の高いエンジンということです。
RB25エンジン搭載車種は?

ではここからRB25エンジンが搭載されていた車種をご紹介していきます。
ノンターボ(NA)エンジンとターボエンジンでは搭載車種が異なっているため、まずはノンターボのRB25DEからご紹介していきますね。
主なRB25DE搭載車種は8車種
先に搭載車種をまとめると、以下の8車種になります。
- セフィーロ:A31(後期)
- ローレル:C33(後期)・C34・C35
- スカイライン:R32(後期)・R33・R34
- ステージア:C34
セフィーロ:A31(後期)
6/11 18年間の夢であった「自分のクルマを所有する」が実現しました。
最初の愛車となるのは「日産 セフィーロ(A31後期) 25SE Mセレクション」
多くの方の努力の結晶のようなこのクルマ。永く・大切にしていこうと思います pic.twitter.com/PG7MMNYqAg— そよ和 (@Kazu_A31) June 11, 2016
初代セフィーロ(A31型)はスカイラインやローレルとシャーシを共通するFRのセダンです。
つまりこのモデルは、スカイラインやローレルの姉妹車に当たります。
そして初代セフィーロは1992年5月のマイナーチェンジ後(後期型)から、RB25DEエンジン搭載モデルがラインナップされました。
ローレル:C33(後期)・C34・C35
先代のC33とは打って変わって、
Aピラーを立たせた
スタイリングで登場した
「C34・日産ローレル」当時のFRの4ドアとしては
珍しく、
前席パッセンジャーの
頭上空間に配慮した
パッケージングは、
特異な存在でした。 pic.twitter.com/ZvBsWW9lWh— こはま自動車くらぶ (@sada1814) April 29, 2019
ローレルは、高級乗用車として位置付けられており、ライトバンなどの商用車を一切設定しない日本初のハイオーナーカーとして、日産自動車が1968年から2003年まで製造・販売されていました。
そして1989年~1993年に製造されていた6代目ローレル(C33型)の後期からRB25DEエンジンモデルが設定されたのです。
具体的には1991年のマイナーチェンジによってRB25DEエンジン搭載。
以後ここから2003年の間で製造されたC34型・C35型のローレル(8代目)までRB25DEエンジンが搭載されています。
スカイライン:R32(後期)・R33・R34
R32 仕様変更☺️ pic.twitter.com/W6IgpCUZXJ
— 車高短レーサー (@Shakotan_Racer) July 20, 2019
スカイラインは、ミドルからアッパーミドルクラスを対象としたクーペ・セダンモデルのある乗用車です。
もともとはRB20エンジンが搭載されていたR32スカイラインですが、マイナーチェンジによってRB25DEエンジンが搭載されます。
スカイラインへのRB25エンジンの搭載はR34(2001年)まで続きましたが、最後のR34スカイラインは、3年と言う短いモデルライフで終わってしまいました。
ステージア:C34
WGNC34ステージア
履けるかどうかは知らんけどR35か初代フーガのホイール履かせたい pic.twitter.com/uz7Wo8wAny— にすも (@Yuu_boc_8979) July 20, 2019
ステージアは、1996年から2007年まで製造されていたステーションワゴンです。
1代目(C34型)が1996年から2001年まで、2001年からが2台目(M35型)になります。
このステージアは、スカイラインやローレルのプラットフォームをベースに設計され初代のC34型にRB25DEエンジンが搭載されました。
また1997年8月のマイナーチェンジによって、NEOストレート6へ変更になっています。
主なRB25DET搭載車種は10車種
先にRB25DET搭載車種をまとめると、下記になります。
- スカイライン:R33・R34
- ローレル:C34・C35
- ステージア:C34
- セドリック:Y33・Y34 (4WD車のみ)
- グロリア:Y33・Y34 (4WDのみ)
- レパード:Y33 (4WDのみ)
RB25DEと比べ2車種多い10車種がRB25DETエンジン搭載車です。
ざっくりとご説明するとRB25DET搭載車は、RB25DE搭載車の上位グレードとして搭載されていた場合と、パワーが必要な4WD車に搭載されていた場合の2パターンに分けられます。
スカイライン:R33・R34
ECR33だけどバーフェンはやっぱりめっちゃ言われるなー…
まぁ俺は結構ありだと思ってるからよし! pic.twitter.com/1KYCWpZBW9— 夢〰️ECR33 (@FlyingDream0609) July 16, 2019
先程もご紹介したスカイラインですが、RB25DEと違いRB25DET搭載車は、R33型スカイラインからになります。
R32型から大幅に車体が大きくなったことで全車3ナンバー規格となったR33型スカイラインは、主力車種が2,500ccとなりました。
ローレル:C34(中期)・C35
360度どの角度から見てもイケメン
そう、C34ローレルならね。 pic.twitter.com/bsybZE7yF0— ルイ オシロ (@Rui___39) February 12, 2019
スカイラインと同じくローレルもRB25DET搭載車は、C34型からになります。
具体的には、1991年のモデルチェンジ(中期)から搭載モデルが追加。
その後1993年~1997年まで製造されていたC35型ローレルまでRB25DETが搭載されていました。
ステージア:C34
20代の頃、検討したことある
初代ステージア2500ターボ pic.twitter.com/ILGJeWBlbf— 桜ノ宮京橋 (@pmUUw9akLAj911T) July 19, 2019
ステーションワゴンのステージアはRB25DE同様、RB25DET搭載モデルが発売されていました。
ステーションワゴンへのターボエンジン搭載は7代目スカイラインワゴン以来となります。
またRB25DEとは違い、RB25DETの後期(NEOストレート6)への移行は、1998年8月31日のマイナーチェンジ時です。
ちなみにRB26DETTが搭載されたステージア「オーテックバージョン260RS」というモデルも存在します。
日産 ステージア260RS [WGNC34型]
1997-2001
2,568cc RB26DETT型 直列6気筒DOHC
最高出力280ps/6800rpm
最大トルク37.5kgf・m/4000rpm
車両重量1,720kgpic.twitter.com/pNudNlUHMT— 名車・珍車bot (@great_cars_bot) July 17, 2019
セドリック:Y33・Y34 (4WDのみ)
Y34セドリックってちょい弄るだけでかなりかっよくなりそうよね~ pic.twitter.com/BrE4PQxDwb
— ゆま@R33とセドグロシーマの好きな人 (@yumamatti) December 16, 2018
セドリックは、1960年から2004年まで製造されていた高級セダンになります。
そのなかでも、
- 1995年~1999年に製造の9代目セドリック(Y33型)
- 1999年~2004年に製造の10代目セドリック(Y34型)
の4WDモデルにRB25DETが搭載されていました。
最初に搭載されたのは、1997年のマイナーチェンジ時です。
余談ですが、この4WDシステムはローレルやステージアにも搭載されているアテーサE-TSになります。
グロリア:Y33・Y34 (4WDのみ)
日産グロリア Y33 Y34
グロリアカッコいい
Y33グロリアグランツーリスモが好き。
Y34はカスタムやエアロのほうがカッコいい。 pic.twitter.com/ioZRZNhgn6— ヒロキ (@hiroki929219) April 19, 2017
グロリアもセドリックとほぼ同時期に発売されていた高級セダンになります。
また搭載されていた時期もほぼ同じです。
- 1995年~1999年に製造の10代目グロリア(Y33型)
- 1999年~2004年に製造の11代目グロリア(Y34型)
上記のグロリアに搭載され、1997年のマイナーチェンジでRB25DETモデルが設定されました。
その後もセドリックと同様の変遷をたどり、4WD車のみにRB25DETが搭載です。
レパード:Y33 (4WDのみ)
日産グロリア Y33 Y34
グロリアカッコいい
Y33グロリアグランツーリスモが好き。
Y34はカスタムやエアロのほうがカッコいい。 pic.twitter.com/ioZRZNhgn6— ヒロキ (@hiroki929219) April 19, 2017
レパードは、1980年から1999年まで製造されていた高級乗用車です。
このレパードには、1996年~1999年に製造された4代目の4WD車にのみRB25DETが搭載されています。
具体的には、1997年のグロリア・セドリックのマイナーチェンジに伴い、レパードにも搭載。
RB25DETが唯一の直列6気筒エンジンで、それ以外のモデルではV型エンジンのみです。
RB25DEからRB25DET(ターボ化)の載せ替え費用はどれくらい?
↓こちらは動画です。音量注意!
RB25DETエンジン搭載車は、年々価格が上がっています。
そこで1度は考えるであろう、安いRB25DE搭載車を購入して、ターボに載せ替えするという方法。
そこで気になるのが載せ替えするのにどれだけの費用がかかるのか、ではないでしょうか。
先に結論からお伝えすると、トータルで見るとターボ車(RB25DET)を買ってしまった方が安く収まります。
一概には言えませんが、載せ替え費用はざっくり100万円程度はかかると見ておく必要があります。
というのも、
- RB25DETエンジンがどれくらいの価格で購入できるのか
- 質の悪いエンジンの場合は、オーバーホールする必要もある
- エンジンのパワーアップに伴いトランスミッションも強化・変更しなければならない
- 車のコンピュータの設定変更・交換が必要
- ラジエーターの変更
- インタークーラーの設置
- 足回りの強化
などエンジンだけ載せ替えればよいわけではないためです。
さらに車検証との情報に変更があるため、改造車の申請も行う必要があります。
一方でRB25DEにターボをポン付けすれば安く収まると考える方も多いでしょう。
確かにターボ化の費用自体は抑えられます。
しかしNAエンジンはもともと圧縮比が高いため、ターボを付けたとしてもブーストをあまりかけられず、ターボ化するメリットが乏しいです。
また年式が新しい車種になるなるにつれ、コンピューター制御によって燃料噴射量が決められているため、
ポン付けの場合でも
- 車のコンピュータの設定変更
- マフラーの変更
- インタークーラーの設置
などを行う必要があり、そこまで安く収まるわけではありません。
そのため最初からRB25DET搭載のターボ車を購入する方がトータルでは安く収まると言うことになります。
RB26への載せ替えよりオススメのカスタム紹介
↓こちらは動画です。音量注意!
RBエンジン=スカイラインと答える方もいるほど、RBエンジンとスカイラインの関係は密接です。
なかでも人気のなのがR32~R34型GT-Rに搭載されているRB26DETTになります。
特にスカイラインやステージアに乗っている方は、RB26DETTへの載せ替えを行いたいと一度は考えるのではないでしょうか。
しかし近年のGT-Rの人気から、GT-Rの車両価格だけでなく、RB26エンジン自体の価格も上昇傾向にあります。
さらに程度の良いエンジンも少なくなり、近年ではオーバーホールして載せ替えるのが主流となっているほどです。
また程度の良いRB26エンジンがあったとしても、価格は100万円を超える場合も。
実際にRB26エンジンに載せ替えようとすると、かなりの費用がかかってしまいます。
そこでオススメしたいのが、RB25DETへの載せ替えです。
またすでにRB25DETが搭載されているのであれば、タービンの交換によるブーストアップです。
実際、RB25DETであれば手軽に運動性能を上げることができ、街乗りからサーキットまで対応できるカスタムも可能。
実用性と走りの両方を望む方は、500馬力+αの馬力設定がオススメです。
これは最大パワーだけでなく低回転からもトルクがかかるような設定で、なおかつエンジンの寿命を縮めない馬力水準になります。
実際に
などが発売されています。
ぜひ今後のカスタムの参考にしてくださいね。
RB25エンジンのライバル!トヨタ1JZとの比較
↓こちらは動画です。音量注意!
車に詳しい方ならRB25エンジンと一度は比較するであろうエンジンが、トヨタの1JZエンジンではないでしょうか。
このエンジンもRB25エンジンと同じく、2,500CCのエンジンです。
RB25エンジンはノンターボ(NA)とターボの2種類のみですが、1JZエンジンは下記の3種類あります。
- 1JZ-GE・・・ノンターボエンジン
- 1JZ-GTE・・・ツインターボとシングルターボモデルがある
- 1JZ-FSE・・・第2世代の直噴エンジン
細かなスペックの違いは下記の表になります。
エンジン型式名 | RB25DE | 1JZ-GE |
---|---|---|
エンジンのタイプ | 直列6気筒 DOHC 24バルブ | 第1世代:直列6気筒 DOHC 24バルブ 第2世代:直列6気筒 DOHC 24バルブ VVT-i |
排気量 | 2,498cc | 2,491cc |
最高出力 | 132kW(180PS)/6,000rpm 140kW(190PS)/6,400rpm 147kW(200PS)/6,400rpm 147kW(200PS)/6,000rpm(NEOストレート6) |
第1世代 132kW(180PS)/6,000rpm 第2世代 144kW(196PS)/6,000rpm 147kW(200PS)/6,000rpm 147kW(200PS)/6,000rpm |
最大トルク | 226N・m(23.0kg・m)/5,200rpm 230N・m(23.5kg・m)/4,800rpm 230N・m(23.5kg・m)/4,800rpm 255N・m(26.0kg・m)/4,000rpm(NEOストレート6) |
第1世代 235N・m(24.0kg・m)/4,800rpm 第2世代 255N・m(26.0kg・m)/4,000rpm (4WD仕様車の排ガス対策後) 250N・m(25.5kg・m)/4,000rpm 255N・m(26.0kg・m)/4,000rpm |
ノンターボで比較した場合はスペックではほぼ同じです。
一方で、RB25DETと1JZ-GTEを比較した場合は、大きな違いがあります。
まず先程もご紹介したように1JZ-GTEの第1世代はツインターボです。
(スペックが下記になります)
エンジン型式名 | RB25DET | 1JZ-GTE |
---|---|---|
エンジンのタイプ | 直列6気筒 DOHC 24バルブ インタークーラー付きシングルターボ |
第1世代:直列6気筒 DOHC 24バルブ インタークーラーツインターボ 第2世代:直列6気筒 DOHC 24バルブ VVT-i インタークーラーターボ |
排気量 | 2,498cc | 2,491cc |
最高出力 | 280PS/6400rpm(NEOストレート6) | 第1世代 206kW(280PS)/6,200rpm 第2世代 206kW(280PS)/6,200rpm |
最大トルク | 37.0kgm/3200rpm(NEOストレート6) | 第1世代 363N・m(37.0kg・m)/4,800rpm 第2世代 378N・m(38.5kg・m)/2,400rpm |
また第1世代の1JZ-GTEでは、最大トルクの発生が4,800回転と少し高めのため、街なかでの走行にはあまり向かないエンジンと言えます。
一方で第2世代の1JZ-GTEではその半分の回転数で最大トルクを発生させることから、RB25DETよりも扱いやすいエンジン(普段使いしやすいエンジン)となっていることがわかります。
さらに1JZエンジンやその上位グレードの2JZエンジンについて知りたい方は下記の記事がございますので、ぜひ参考にしてくださいね。
まとめ

日産の名機といえば、RB26DETT。
今でも圧倒的な人気を誇るエンジンですが、RB25エンジンもRB26に負けず劣らずのポテンシャルを秘めたエンジンです。
さらにRB26とは違い、数多くの車種に搭載された実績から扱いやすいエンジンであることもわかりました。
またRB25エンジンはカスタムの仕方によって、普段使いからサーキット走行まで1つの車で幅広く楽しませてくれるコストパフォーマンスの高いエンジンとも言えます。
RB26エンジンが枯渇してきている昨今、RB26に代わり次はRB25エンジンがどんどん姿を消していくことになるでしょう。
ぜひとも今のうちにRB25エンジン搭載車を購入しておくことをオススメします。