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タイヤ交換は自分でできる!お得にできるタイヤ交換方法について紹介

タイヤ交換は自分でできる! おトクなタイヤ交換方法を紹介

タイヤ交換は定期的に行う必要があることをご存じですか。タイヤの溝が残っていても、経年劣化でタイヤのゴムは硬化していきます。

そのためタイヤ交換は、一部メーカーが推奨している4~5年を目安に行わなければなりません。タイヤの劣化状況によっては、これよりも短いサイクルで交換する必要も出てくることもあります。

 

しかし、タイヤ交換にかかる費用って結構高いですよね。そこで少しでもタイヤ交換を安く済ませるためにDIY=自分でやるのはいかがでしょうか。

 

今回はレンタルガレージを利用して、タイヤ交換を行う方法を解説していきます。

車体からタイヤを外す

タイヤ地面接地状態

今回は車に装着しているホイールに着いているタイヤを外して、新しいタイヤへと組み替えます。そのため最初に車体からタイヤホイールを外します。

リフトアップをする前にホイールナットを少し緩めます。十字(クロス)レンチを使用したときに軽く回る程度まで緩めるようにしましょう。なぜなら宙に浮かしてしまうとタイヤが回ってしまい、大きな力がかけられなくなってしまうからです。

タイヤホイールは4本、もしくは5本のホイールナットで留められています。緩める順番は4本ならば、上下左右。5本で留められているなら、星形に緩めていきましょう。

ちなみにナットの回転方向はネジと同様です。車に向かって左方向に回すと緩み、右方向に回すと締まっていきます。

 

4輪ともホイールナットを緩めたらリフトアップをしましょう。ただしレンタルガレージの場合、リフト操作は自分ではやらせてもらえない可能性があります。4輪すべてのホイールナットを緩め終わったら、リフトアップをお願いしましょう。

タイヤを外す段階で必要な道具

十字レンチ&軍手

タイヤを外すときに最低限必要な工具は、十字レンチです。車載のレンチでも作業はできますが、力を入れにくいので十字レンチを用意することをオススメします。特にリフトアップ前にホイールナットを緩める際に力が必要なので、十字レンチを用意することをオススメします。

 

十字レンチは1,000円から2,000円の間で購入できるので、今後も自分でタイヤ交換をするつもりなら購入しておくといいです。

 

タイヤ交換の際はタイヤに触れることになるので、軍手も用意しましょう。また十字レンチを使用するときに手が痛くなりにくいメリットもあります。服装も汚れても気にならない服で作業をしましょう。

 

今回はカーリフトを使用するので、用意しませんが自宅のガレージなどで作業をする場合はリフトアップのために油圧式ジャッキを用意すると作業が楽になります。またその場合は安全のためにリジッドラックを用意したほうがいいでしょう。さらに輪留めがあると安心です。

ホイールからタイヤを外す

車体からタイヤホイールを外し

タイヤ交換の作業で車体からタイヤホイールを外す作業はそこまで大変ではありません。しかし、このホイールからタイヤを外す工程は素人には不可能です。

専用工具があれば不可能ではありませんが、素人がやると丸一日かかります。また新しいタイヤ、ホイールを傷つけてしまう可能性もあります。最悪の場合、走行中にホイールからタイヤが外れてしまうこともあり得るのです。

他にも自分でタイヤを組み替えるとタイヤバランスが取れないというデメリットがあります。タイヤバランスがとれていないと、高速走行中にハンドルがブレてしまいます。

ディーラーやカー用品店での交換ならば、専用の機械でバランスを取ってくれるので問題ありません。バランスだけ取ってもらう手間や組み替えにかかる時間を考えたら、専用の機械がある場所でタイヤ組み替えはお願いしたほうがいいです。

 

今回利用したレンタルガレージでは、組み替え作業とバランス取りまでやってもらいました。ちなみに料金は15インチのタイヤで、組み替えとバランス取り込みで2,200円でした。

車体へのタイヤ取り付け

ハブナックル拡大

新しいタイヤへの組み替えが終わったら車体にタイヤを戻します。簡単そうに思えますが、ホイールナットを着ける順番や正しいナットの締め方をしないとトラブルへと繋がります。

 

車で唯一地面と接地している部分なので、正しい知識を持って作業をしましょう。

ホイールナットを締めるときは対角で

タイヤ取り付け順

ホイールナットを着けていくときも、外すときと同様に4穴なら対角上、5穴なら星形に着けていきましょう。一カ所を一気に締めるのではなく、均等に手で締まる程度にしてください。

締めていく順番は上部分(1)からがいいでしょう。油圧式ジャッキを浮かせている場合は、下部分から倒れてくることがあるので下から締めることを推奨しています。このようにカーリフトで持ち上げている場合は、上部分のボルトにかかる負担が大きいため上から締めることを推奨します。

 

上部分にホイールナットを着けて手の力だけで締めつけてください。その次に下部分、つまり上部分の対角線上にあるハブボルト(2)に対してホイールナットを取り付けましょう。

(3)(4)の取り付け順は前後しても構いません。今回は(3)のほうが、やや上の位置にあったため(3)としました。

 

『センター出し』を気にする人もいますが、メーカー純正ホイールであれば車体側にあるハブ(センターハブとも)と呼ばれる突起部分と合わさることでセンターは出ます。社外ホイールと呼ばれるメーカー純正ホイールでない場合は、ハブリングを使用すればセンター出しが確実に可能です。

 

もっともホイールナットがテーパー状(車体に着ける方が先細りになっている形)であれば、自然とセンターは出るはず。気になる人はハブリングを装着してもいいでしょう。

ホイールナット取り付け時に使う道具

ハブにスプレー

ハブボルト周辺は汚れが溜まっているので、洗浄をしましょう。専用のクリーナーを使用してもいいと思います。今回は低年式の車なので、防錆処理の意味も込めて呉工業の5-56を塗布します。

ナットを着けることになるハブボルトにスプレーをするよりも、ウエス(機械手入れ用雑巾)に吹きかけて拭き取るほうがオススメです。ウエスを使用するメリットは3つあります。

  • 汚れを拭き取り、確実に取り除くことができる
  • スプレーが少量で済む
  • 不要な場所にスプレーをすることがない

汚れが酷いようならば、ワイヤーブラシを使ってみてください。

極端な話、ホイールを取り付ける部分が汚れているとタイヤ固定が確実にできません。またハブボルトにダメージを与える可能性もあります。

タイヤ交換のときにしか清掃のタイミングはないので、面倒くさがらず実施すること。

 

清掃後に新しいタイヤに組み替えたタイヤホイールを車体に戻します。手で締めた2本以外の箇所は、十字レンチを使用して仮留めしましょう。最終的な締め付けはトルクレンチを使用して行います。

トルクレンチで規定の力で締め付けを

トルクレンチ使用

ホイールナットの締め付けはトルクレンチで行いましょう。十字レンチを足で踏みつけて、全体重をかけて締め付けるような人は減ったと思いますが、それでもとにかく力強くと締め付けようとするのは良くありません。

力が過剰にかかると、ハブボルトが折れてしまいます。もちろん緩すぎてもダメです。規定トルクで締め付けることが大切。この規定トルクで締め付けるために使用するのがトルクレンチです。

 

まずトルクレンチに記載されている目盛りを10キロ(100N・m)に合わせます。この締め付けトルク(力)が普通車の規定トルクです。軽自動車の場合は、ハブボルトも細くなるので80キロぐらいにしてもいいでしょう。正確な数字が知りたい場合は、取扱説明書を確認してください。

トルクレンチを使用してホイールナットを締め付けると、指定したトルクがかかると『カチッ』と音がしてそれ以上締まらなくなります。そのため締め付けすぎてボルトを痛める心配がありません。さらに言えば適正な力で締め付けられているので、走行中にタイヤが脱落する心配はほとんどなくなります。

 

特に社外のアルミホイールに変えている車のオーナーは、トルクレンチを使用して締め付けをしてください。アルミは金属の中では柔らかい部類にあたります。必要以上に強い力をかけると、ホイールナットがアルミホイールにめり込む可能性があるのです。

せっかく純正品から買い替えたアルミホイールを傷つけないためにも、トルクレンチは必ず用意してください。

 

ちなみに今回の作業で使用したトルクレンチは、レンタルガレージの工具貸し出しサービスを利用しました。

交換後の点検も忘れずに

空気圧点検
タイヤ交換が終わって走行して振動やハンドルが取られるといったトラブルがなければ、作業完了でOK。もし、振動がある場合はホイールが斜めに着いているか締め付けの力が不足しているかもしれません。再度リフトアップしてタイヤホイールの取り付け状況を確認しましょう。

 

また50~100kmほど走ったらホイールナットに緩みがないか点検することをオススメします。いわゆる『増し締め』と呼ばれる作業です。増し締めは、規定トルク以上に締め付けることではありません。

増し締めをするときは、トルクレンチを使用するのが確実です。トルクレンチがない場合は、十字レンチを地面と平行にかけて、上から手のひらで軽く2回ほど叩けばいいでしょう。これなら10キロ以上のトルクがかかることはないので、増し締めとして十分です。

同時にタイヤの空気圧も測っておくと安心です。規定の空気圧が保たれているかガソリンなどにあるエアタンクを利用して調べてみてください。

 

タイヤ交換は慣れれば難しい作業ではありません。もし初めてで不安な場合は、レンタルガレージで作業してみてください。不安なことがあれば従業員に相談ができるので、オススメですよ。

まとめ

タイヤ交換は慣れてしまえば自分で行える整備です。必要な道具を揃えれば、安全に作業も行えます。

タイヤの組み替え作業は、専用の機械がないと困難です。ですが、タイヤの組み替え作業を伴わないタイヤ交換ならば、経験さえ積めば自宅のガレージなどでもスムーズにできるようになるでしょう。

 

初めてのタイヤ交換ならばレンタルガレージを利用して、困ったときに相談できる人がいる状態で作業をしましょう。新しいタイヤへの組み替え作業もできるので、便利です。

専用の工具(トルクレンチなど)もレンタルできるため、自分で購入する必要がないのもメリット。

 

交換後の増し締めも実施して、安全に配慮すること。タイヤは車の部品で唯一地面と接地している部分です。安全なカーライフを送るためにも点検はしっかりしましょう。

自分でタイヤ交換ができるようになれば、かなりの節約になります。ぜひタイヤ交換を自分でやってみてくださいね。