ハイゼットトラック(S200 S210型)は軽自動車最古の歴史を持つ軽トラック

ダイハツ ハイゼットトラック S200&S210型 基本情報

販売期間1999年1月 –  2007年12月
乗車定員2名
ボディタイプ2ドアトラック
エンジンEF-SE型 658cc 直3SOHC
EF-VE型 658cc 直3 DOHC DVVT
駆動方式FR/パートタイム4WD
最高出力EF-SE型 45ps/5,900rpm
EF-VE型53ps/7,000rpm
最大トルクEF-SE型 5.8kgf·m/3,600rpm
EF-VE型6.4kgf·m/4,000rpm
変速機5速MT / 3速AT
サスペンション前:マクファーソンストラット
後:リジッドアクスル+リーフスプリング
全長3,395mm
全幅1,475mm
全高1,780mm
ホイールベース1,900mm
車両重量750-770kg

スポンサーリンク


1960年に誕生し、現在販売されている軽自動車の中でもっとも長い歴史を誇る軽トラックとして知られる「ダイハツ ハイゼットトラック」シリーズ。

現行モデルで実に10代を数えるこのシリーズは、軽貨物業から農業用途まで日本の様々な産業を支えてきた縁の下の力持ちと言うべきクルマです。

非常に長い歴史を持つシリーズですが、その中でも9代目ハイゼットトラックは1999年から2007年までの前期型、2007年から2014年までの後期型合わせ15年ものロングリリースとなった最長寿世代に当たる働き者です。

今回は、日本の生産業を陰から支えた功労者「S200系 9代目ハイゼットトラック」についてご紹介させて頂きたいと思います。

9代目ハイゼットトラックは軽自動車規格改正に合わせた仕様変更がウリの一台!

9代目ハイゼットトラックの前期にあたるS200系ハイゼットトラックは、軽自動車規格の変更に合わせより経済性とタフネスさを追求した軽トラックです。

濃いオレンジのウインカーレンズを採用し、直線基調の強い角ばったデザインであった8代目のフルキャブスタイルを継承しながらも、クリアレンズとキャビン&バンパー等の変更で現代的なデザインに一新。

特に「ハイゼットトラック デラックス」にはラジエターグリル風のメッキガーニッシュが装着され、「トヨタ ハイエース」のように引き締まった精悍なものに生まれ変わりました。

今回のモデルチェンジでは全車が衝突安全ボディとなり、衝撃吸収ウレタンステアリングなどで安全性を確保し、経済的な商用トラックとしては十分な安全性能を担保した点がロングセールスの円動力となっております。

新規格に合わせてボディサイズを大きくしながら、ホイールベースは先代と同じ1,900mmを維持し、小回りが利く点もその要因のひとつと言えるでしょう。

9代目ハイゼットトラックは実用一辺倒の軽トラックのデザインから脱却し、合理性と現代的な仕様変更で完成度の高い軽トラックと言うべき一台です。

スポンサーリンク


9代目ハイゼットトラックは過去に類のない耐久性の高さが魅力!

超がつくほどのロングセラーモデルである「ダイハツ ハイゼットトラック」は、8代目までの従来モデルでも十分実用性の高いクルマでしたが、9代目はさらに耐久性が高められた点が大きく評価されたモデルと言えます。

その代表的なポイントのひとつがカチオン電着塗装による防錆性能で、ボディ表面積の8割以上に亜鉛メッキ処理をされた防錆鋼板が使用されております。

車体にキズがつくことの多い軽トラックは、車体へのキズ・サビは当たり前という受け取られ方をしていたことは確かですが、その点が災いしリセールバリューが低いことがネックでもありました。

その弱点を補うべく採用されたこの防錆処理により、9代目ハイゼットトラックは外装の耐久性が飛躍的に進化し、キズを元に発生する腐食をしっかりとセーブ。

特に顕著な例を挙げると、8代目ハイゼットトラックの最終モデルである99年1月販売のモデルと9代目の初期型を同条件で使用した場合、車体の劣化スピードの違いが一目瞭然と言えるほど明確です。

こうした外観上の問題は、リセールバリュー以外にも信頼性に関わってくる重要なポイントであり、実用一辺倒にしなかったことは評価すべきポイントのひとつです。

さらに衝突安全ボディによる高剛性も備わった9代目ハイゼットトラックは、歴代最強クラスのタフな車体が魅力の働き者と言えるでしょう。

9代目ハイゼットトラックはデコレーション性が大幅UP!カスタムパーツも豊富!

実用性と耐久性が高められた9代目ハイゼットトラックですが、従来以上の人気を獲得したもうひとつの理由はそのデザイン性にあります。

全体的に質感が高められたことにより、9代目ハイゼットトラックはデコレーションパーツが豊富に販売されることにより、ステアリングやオーディオカスタム以外にも多くのパーツがセレクトできるようになりました。

クリスタル仕様のシフトロッドや、イルミネーションライトなどを始めとするデコレーションパーツが有名どころですが、ハイマウントストップランプなどもかなり流通しております。

人気が高いのは内装関係のカスタムで、特にウッド調のパネルキットを組み込むと軽トラックとは思えないほど高級感のある雰囲気となり、中古車市場でもカスタム評価が高くなりやすい点も魅力のひとつです。

高い耐久性で長く使え、多彩なカスタムで楽しみ方の幅が非常に広い9代目ハイゼットトラックは、ビジネスユースに優れた2000年代を代表する軽トラックと言える存在です。

中古車相場をカーセンサーでみてみましょう♪

スポンサーリンク

 COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

関連記事

タントエグゼ(L455S/L465S型)の性能・評価!上質感あるデザインは軽自動...

ハイゼットトラック(S500 S510)は軽トラック最高スペックの軽自動車

ダイハツ ウェイク(LA700S/LA710S型)は最大の軽ハイトワゴン

ダイハツ 初代タント(L350S&L360S)は広さと積載性がウリ!

ダイハツ オプティ(L300系 L800系)は軽自動車初のセダンタイプ

ワゴンrキャッチ

軽自動車おすすめ車種一覧表!すべてまとめました!