新型デイズルークス(B21A BA0)型は第2弾のハイトワゴン軽!

デイズルークス

三菱自動車との合同開発により、軽自動車市場への参入戦略車として投入された日産・デイズルークス。

昨年2017年は、三菱自動車の燃費不正問題の影響を受け、逆風が吹き荒れた形となってしまいました。

しかし、2017年秋の東京・大阪モーターショーでは、こうした暗い影を吹き払うかのように明るい展望を発表し、その中には新しいデイズルークスの姿も。

ホンダ・新型N-BOXといった強力なライバルはありますが、日産車定番の上位グレード・ハイウェイスターが用意され、よりスタイルと性能に磨きをかけて逆境からの挽回を図ろうとしております。

今回は、打倒・新型N-BOXを期して再出発を図る日産・新型デイズルークスについてレビューさせていただきたいと思います。

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新型デイズルークスは豊富なラインナップと本気のキャンペーンが買い!


(引用・日産自動車公式サイト)

元々、日本国内屈指の販売力を持つ日産ブランドだけに、ダイハツ・タントやホンダ・N-BOXなどに苦渋を飲まされ続けていたのは、同社にとってかなり不本意な状況でした。

その状況に追い打ちをかけるかのように三菱自動車の不正燃費問題が公になり、非常に厳しい状況に追い込まれたのは記憶に新しいところです。

そんな現状を打破するため、日産自動車では最新の安全装備とビッグキャビンによる広い視認性と快適な車内空間で勝負。

最高出力49psのN/Aエンジンから64psのターボエンジン搭載モデルまで、全12グレードがラインナップされており、予算と用途に応じて選べる守備範囲の広さが魅力となりました。

基本は先代デイズルークスからのキープコンセプトですが、ベーシックグレードでは高級感のあるメッキバー付きラジエーターグリルを装着。

その他のスーパーハイトワゴンと比べて精悍なイメージを強調しております。

一方、ハイウェイスターはよりグリルを大型化し、クロムメッキ加工で質感を向上。

ヘッドランプと一体化したメッキバーでワイド感が強調され、LEDポジショニングランプなどが活発な雰囲気を演出しております。

この作りは日産の大先輩・エルグランドに通じるものがあり、サイズ自体はコンパクトな軽自動車ですが、迫力と存在感は”買い”だと言えます。

また、販売台数の増加を狙う日産自動車では、デイズルークスを含む全車に「ニッサンオートクレジット」、「残価設定型クレジット」を用意しており、非常に柔軟なプランを展開中。

(引用・日産自動車公式サイト)

子会社の「株式会社 日産フィナンシャルサービス」によるクレジットであるため、審査が非常に通りやすいことでも大きなメリットがあります。

新車販売価格は133万円〜209万円までとかなりの幅がありますが、販売台数を伸ばしたいため、ディーラーでの値引きは10万円程度までなら十分期待できます。

こうした点から、新型デイズルークスは日産自動車にとって「背水の陣」で望んだ戦略車と見ることができ、低予算でかっこいいクルマ・作りのしっかりしたハイトワゴンが欲しい方にとって非常におすすめなモデルだと言えます。

新型デイズルークス・ハイトワゴンとしての実力は?


(引用・日産自動車公式サイト)

ハイトワゴンの魅力といえば、室内空間の広さと積載性能の高さが最重要ポイント。

室内高1,400mmは伊達ではなく、27インチの自転車もラクラク積載可能なっております。

内装に関してはベーシック・ハイウェイスターともに違いがなく、明るめのアイボリーと暗色のエボニー系統からチョイスするタイプでシックで程よく落ち着いた機能的な作りとなっております。

室内高の高さで頭上の開放感があり、軽スーパーハイトールワゴンの中でも快適性に関しては間違いなくトップクラスだと言えます。

後部シートの作りも十分な広さがあり、先代デイズと比べ足元の空間に大きな余裕があることが特徴。

地味なポイントながら、Bピラーに乗り降りをサポートするグリップが設けられているのも好印象。

また、ファミリーユースを意識してシートバックテーブルが装備されているのもデイズルークスの特徴の一つで、スタイリッシュな見かけとフレンドリーな室内の作りは、若いファミリー層にとって非常に魅了的だと言えます。

(引用・日産自動車公式サイト)

車両価格の面だけ見れば新型デイズルークスは少々高いように思われるかもしれませんが、乗用グレードの完成度に定評のある日産ブランドだけに、オーナー満足度の高さでむしろコスパ良好だと言えます。

新型デイズルークス・乗り心地や燃費性能は?


(引用・日産自動車公式サイト)

N/Aとターボエンジンが設定されている新型デイズルークスは、グレードによってキャラクター性が大きく異なってきます。

両者の違いを見極めるため、N/Aエンジン・ターボエンジンの両者に乗ってみました。

N/Aモデルはエンジン音や振動が小さく、出足の悪さは若干感じられるも、穏やかな挙動で住宅地向きな出力設定となっております。

軽自動車でN/Aエンジンという仕様上、これは致し方ない部分もありますが、高速走行に関してはちょっと厳しいものがあります。

とはいえ、N/Aエンジンならではの低速時の安定感は十分感じられ、そんなに飛ばす乗り方をしない女性ドライバー向きだと言えます。

その一方、ターボエンジン搭載モデルは若干のラグありながらかなりのパワー感があり、軽ターボワゴンの中でも出足は良好だと言えます。

軽ハイトワゴンは車高の高さがロールを招くネガ要素を内包しているのですが、新型デイズルークスはこの点を重点的に強化。

路面からの突き上げも小さく、運転していてストレスを感じさせない好バランスだと言えます。

燃費性能に関してはターボモデルの実燃費に改善の余地がありますが、走らせ方次第ではリッター18kmまでは十分狙えそうです。

維持費の安さが魅力の軽自動車の場合、この新型デイズルークスの燃費は少々物足りない気はしますが、購入後のリセールバリューの高さなどを考えると、まずまずお買い得だと言えそうです。

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