スズキ スペーシアは広さが魅力のパレットの後継モデル

スズキ スペーシア基本情報

販売期間2013年3月-
乗車定員4名
ボディタイプ5ドアトールワゴン
エンジンR06A型 658cc 直3 DOHC 吸排気VVT
R06A型 658cc 直3 DOHC VVT インタークーラーターボ
駆動方式FF/4WD
最高出力52PS/6,500rpm
最大トルク6.4kgf·m/4,000rpm
変速機CVT
サスペンションマクファーソンストラット式コイルスプリング

I.T.L.(アイソレーテッド・トレーリング・リンク)式コイルスプリング

全長3,395mm
全幅1,475mm
全高1,735mm(FF)
1,740mm(4WD)
ホイールベース2,425mm
車両重量850-860kg(FF)
900-910kg(4WD)

2008年にデビューした「スズキ パレット」の後継モデルとして開発され、5代目ワゴンRで採用された「スズキ・グリーン・テクノロジー」を導入したニューモデルとしてリニューアルを図ったのが、2013年3月から販売を開始している「スズキ スペーシア」です。

5代目ワゴンR比で60kg以上も重い車体ながら、JC08モードによる公表燃費値はリッター29.0kmと驚異的な数値をマークし、経済性に優れた軽トールワゴンとしてユーザー数を大きく伸ばしています。

全高1,735mmと現行の軽トールワゴンの中ではもっとも高い車体サイズによる実用性の高さ、パレットを全体的に見直したことによる総合バランスの良さが光る注目車種のひとつとなっています。

今回は、ワゴンRに代わる期待の新型軽トールワゴン「スズキ スペーシア」についてご紹介させて頂きたいと思います。

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スズキ・スペーシアは十分な性能を持ったハイブリッドシステムが燃費に貢献


http://kakaku.com/item/K0000473100/

先代モデルという位置付けにある「スズキ パレット」と、ニューモデルとして再デビューを果たした「スペーシア」の違いはその心臓部であるハイブリッドシステムにあります。

パレットは900kgを越える車体重量に最高出力64psのパワフルなエンジンを搭載し、軽トールワゴンらしい大きさをウリにしたモデルとなっていましたが、「ダイハツ タント」らライバルと比べ燃費性能ではかなり見劣りする仕様となっていました。

この点を反省し、スペーシアはパレット比で60~90kg以上に渡る徹底した軽量化を行うと同時に、アイドリングストップ機能を全車標準装備化。

搭載するR06A型エンジンと共に高効率リチウムイオンバッテリーを追加で搭載することにより発電・充電を高効率化することに成功し、N/A仕様車でJC08モード計測リッター29km/(ターボモデルは26km)という高い燃費性能を実現しました。

軽量化を施したとは言え、800kgを超える重量級の車体は登坂ではやや物足りなさを感じることもあるものの、アクセルを踏み込めばしっかり応えてくれるだけの十分なパワーがあり、軽ハイブリッドカーとしての実力の高さは本物だと言えます。

スズキ・スペーシアは高さと安定性のバランスが絶妙


http://www.suzuki.co.jp/car/spacia/

軽トールワゴンというジャンルは、車内空間の広さと積載性を追求した結果、どうしてもハンドリング感覚とコーナリング時の安定性を少なからず犠牲にするジャンルでした。

しかし、先代パレットから続く全高1,735mmという高さでありながら、ボディの約4割に高張力鋼板を採用した結果、アクセルのON/OFFや急ハンドルに対する反応が大きく向上しています。

フロントスタビライザー非搭載の「スペーシアG」はややハンドリングの反応に重さがありますが、それでも突然グワッと車体が動くような不安定さはなく、2,425mmのホイールベースと軽量化に成功した車体重量、13インチタイヤによる穏やかな接地感が絶妙なバランスで保たれています。

むしろスペーシアは14インチタイヤを標準サイズとするワゴンRよりも安定性は高く、ファミリーカーとしても適応力十分な車内空間と合わせて評価すると、スズキの次世代軽トールワゴンと言えるほど完成度が高くなったと言っても過言ではありません。

後期型スペーシアでは「ハスラー」などに採用された「S-エネチャージ」をN/A車に新採用し、モーターのアシスト力をUPすることで登り坂への対応力を強化するなど、スズキ自身も非常に熱心な年次改良を行っている点も大きな安心材料のひとつです。

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スズキ・スペーシアは全モデルが新エコカー減税対象車

「スズキ スペーシア」というクルマがその他の軽自動車と比べもっとも優れている点は、今年より運用されている「新エコカー減税に100%適合している」ことです。

パレットからのモデルチェンジとなった2013年モデルは、「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(☆☆☆☆)」と「平成27年度燃費基準+20%」のいずれも満たす高性能ぶりを発揮し、これまで以上に基準が引き上げられた新エコカー減税制度にも全モデル適合という快挙を達成しています。

この新エコカー減税基準に照らしてスペーシアの減税率を算出すると、「自動車重量税」は75%軽減し、「自動車取得税」についても60%の軽減という破格の控除率となっています。

これは平成32年度までを対象とした基準値ですので、当然これ以降の年度も税金控除を受けられる可能性は非常に高く、新車販売価格127万4,400円からという価格設定であってもかなりお買い得感があります。

ファミリーカーなど、長期所有を前提に軽トールワゴンを探しておられる方にとって、「スズキ スペーシア」は非常にランニングコストに優れたお財布に優しい一台となってくれることでしょう。

カーセンサーで中古車相場をみてみましょう♪

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