スズキ カプチーノ基本情報
http://www.goo-net.com/catalog/SUZUKI/CAPPUCCINO/5502778/
販売期間 | 1991年10月 – 1998年10月 |
乗車定員 | 2名 |
ボディタイプ | 2ドアオープン |
エンジン | F6A型 657cc 直3 DOHCターボ |
駆動方式 | FR |
最高出力 | 64PS/6,500rpm |
最大トルク | 8.7kgf·m/4,000rpm |
変速機 | 5速MT / 3速AT |
サスペンション | 前/後:ダブルウィッシュボーン |
全長 | 3,295mm |
全幅 | 1,395mm |
全高 | 1,185mm |
ホイールベース | 2,060mm |
車両重量 | 700kg |
生産台数 | 2万6583台 |
1973年から2006年までの34年間、軽自動車の販売台数日本一の座を保ち続けた「スズキ自動車」。
その長い歴史の中で様々なクルマ作りを手がけてきたスズキですが、中でも稀少車として人気が高いのが「スズキ カプチーノ」です。
イタリア由来のシナモンをたっぷりと入れたエスプレッソコーヒー「カプチーノ」というネーミングの通り、お洒落なルックスと660ccエンジン搭載の2ドアオープンカーというちょっと珍しいクルマです。
90年代のオープンカーブームを「ユーノス ロードスター(現・マツダ ロードスター)」らと大いに盛り上げ、FRレイアウトのスポーティな走りが特徴です。
今回は、「軽自動車のロードスター」という通り名で人気を博したスズキ カプチーノをご紹介させて頂きます。
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Contents
スズキ・カプチーノはスポーツ性が凝縮されたコンパクトスポーツカー!
http://www.suzukisport-racing.com/car/cappuccino/index_1.html
全長3,295mmというコンパクトな車体に直列3気筒のDOHCターボエンジンを搭載し、オープンモデルの軽自動車として登場した「スズキ カプチーノ」。
その作りはロングノーズ・ショートデッキという本格的なスポーツカーそのもので、軽自動車らしからぬルックスのよさで人気を博しました。
車体重量700kgという軽量ボディに最高出力64psのターボエンジンを搭載し、 ビジュアル性のみではなく走行性能の高さでカスタムファンを魅了しました。
90年代前半の同時期にデビューした「マツダ AZ-1」、「ホンダ ビート」らと合わせて「平成ABCトリオ」というニックネームで知られるようになりました。
この時期唯一のFRレイアウトの軽自動車ということもあり、スポーツ走行時の車体挙動を好むファンが多く、ABCトリオの中ではもっともマニア人気の高いクルマと言えます。
「フロントミッドシップ」という基本構想を目指し、フロント51:リア49という理想的な重量配分を実現していることもスポーツ性を高め、コンパクトスポーツカーとして高く評価されています。
スズキ・カプチーノは愛らしいルックスで女性にも人気!
http://minkara.carview.co.jp/userid/355563/car/261566/profile.aspx
「スズキ・カプチーノ」は、7年間という販売期間で26,583台という小台数のみが販売された稀少車です。
ルックスと走行性能は非常に優れていたのですが、当時の新車販売価格157万5,000円という強気の価格設定で販売台数が振るわなかったことが原因と言えます。
しかし、なだらかで優しいカーブを描くボディライン、ホイールベース2,060mmという旋回性のよさ、ターボエンジンの力強い加速力で目の肥えたカーマニアの間で高く評価されました。
それは男性のクルマ好きのみならず、愛らしいルックスで若い女性ドライバーにも受け入れられ、一時期はナンパカーとしても知られた時期がありました。
キビキビ走れる基本性能の高さ・小回りの利く運動性の高さを持ち、現在ではチューニングカーのベースとしてカプチーノを探しているファンもいるほど。
愛らしいルックスに敏捷性と十分な走行性能と、現行の軽自動車にはない独特の魅力が詰まった愛すべき存在と言えます。
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スズキ・カプチーノで走りを楽しみたい方はF6Aの前期型がおすすめ!
https://www.youtube.com/watch?v=QZfc2WmauL0
「スズキ・カプチーノ」がデビューした90年代前半と言えば、今日でも根強い人気を誇るしげの秀一の「イニシャルD(通称・イニD)」や、ドリフトキングとして知られた土屋啓一に影響されたファンが多かった時期でもあります。
軽自動車でありながら、FRレイアウトと元気なターボエンジンを搭載し、旋回性能の高い車体を持ったカプチーノは、そうしたドリフト愛好家の間でビッグネームのひとつとして根強い人気を得ることになりました。
その人気は今なお高く、現在の中古自動車業界でも多くのカプチーノが流通・取引されています。
チューニングカーとしての人気は今でも非常に高く、社外品パーツなども多数流通していますが、これからカプチーノを購入したいと考えておられる方にはF6A型の前期モデルがおすすめです。
このF6A前期型カプチーノは、エンジンブロックがスチール製で耐久性が高く、ノーマル時のブースト圧が低めに設定されていたことにより、エンジンコンディションが良好な車両が多い傾向にあります。
また、チェーン駆動を採用しているK6A型カプチーノに対し、F6A前期型カプチーノはタイミングベルトを採用。
この仕様はメンテナンス性・耐久性に顕著に現れるため、「スズキ カプチーノ」を狙っておられる方は、できるだけF6A前期型に的を絞るとよいでしょう。
スズキ・カプチーノは維持費の安さと高いスポーツ性が魅力です
http://kakaku.com/kuruma/used/spec/Maker=7/Model=30632/Prefecture=18/
デビュー当時は全長3,295mm×全幅1,395mm×全高1,185mmという小ささから、「世界一居住性の低いクルマ」と某自動車誌に評価されたこともある「スズキ カプチーノ」。
この車体サイズで2シーターオープンという仕様上、その評価は間違ってはいませんが、スポーツ志向の方にとってそれは瑣末事とも言えます。
カプチーノには現在の実用性・居住性の高さを重要視した軽自動車にはない魅力があり、今日現在でもオーナーズミーティングが開催されることからも走りの楽しさは伺い知ることができます。
小さな車体でも極めて高いスポーツ性能は、「カプチーノ」のネーミングそのものの味わい深さがあります。
「スズキ カプチーノ」は、軽自動車ならではの維持費の安さと確かな走行性能を併せ持ち、趣味の範囲でチューニングも楽しみたいという方におすすめの贅沢なコンパクトスポーツカーとしておすすめです。
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