アルト(HA25系)はコンパクトカーにも勝るハイスペック軽自動車

スズキ 7代目アルト HA25S&25V&35S型基本情報

 

販売期間2009年12月 – 2014年12月
乗車定員4名
ボディタイプ5ドアハッチバック
エンジンK6A型 0.66L 直3 DOHC VVT(アルト&アルトバン)
R06A型 0.66L 直3 DOHC 吸排気VVT(アルトエコ)
駆動方式FF/4WD
最高出力K6A型 54ps/6,500rpm
R06A型52ps/6,500rpm
最大トルクK6A型 6.4kg・m(63N・m)/3,500rpm
R06A型6.4kg・m(63N・m)/4,000rpm
変速機5速MT&4速AT&CVT
サスペンション前:マクファーソンストラット式
後:3リンク式
全長3,395mm
全幅1,475mm
全高1,520-1,545mm
ホイールベース2,400mm
車両重量710-810kg

 

 

2009年12月のモデルチェンジにより、軽乗用車としては異例の7代目へ突入した「HA25系アルトシリーズ」。

女性ユーザーを意識したデザインの先代とは打って変わり、より丸みを帯びたコンパクトカーを強く意識したものへと変化しました。

エンジンも5代目アルトまでに搭載されていたVVTが再登板する形となり、CVTの再採用と合わせ経済性・合理性・低燃費化を狙ったエコカー&コンパクトカーに迫る実力車となっております。

今回は、1クラス上の実力を秘め新時代の軽自動車を打ち出したスズキの自信作「HA25系 7代目アルト」についてご紹介させて頂きたいと思います。

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HA25系7代目アルトのコンセプトは「すべてがエコカー!」極めて高いエコ性能に注目

1979年の初登場以来、シンプルなデザイン性と経済性の高さをウリにしてきた「スズキ アルトシリーズ」の一員らしく、7代目アルトは高い経済性を追求したスズキの意欲作です。

発表時のコンセプトは「すべてがエコカー」となっており、この7代目アルトは低燃費と合理性が光るモデルとなりました。

エンジンには6代目アルトに搭載されたK6A型が引き続き採用されていますが、オーソドックスな直列3気筒DOHCだった先代に対し、7代目アルトは直列3気筒DOHC VVTという5代目の仕様を復活させた形で採用しております。

この設計はエコ性能を追求する面では非常に効率がよく、高張力鋼板を多用し軽量化したボディとの組み合わせにより、平成27年度の燃費基準値を見事に達成。

これは同時にエコカー減税の対象車両になったことをも意味し、自動車取得税・重量税が50~75%控除という優遇措置を受けられるにようになっています。

2011年にはアイドリングストップ機能を搭載した「アルトエコ」が追加リリースされ、より低燃費で経済性の高いグレードを投入することにより、税制優遇のメリットを最大限にアピールした点も記憶に新しいところです。

全車が購入補助金の助成対象と化し、購入・維持の面で極めて大きな武器を得た点が7代目アルト最大の強みと言えます。

HA25系7代目アルトはデザイン面でもコンパクトカー寄りに進化

環境性能・燃費性能がクローズアップされがちな7代目アルトですが、ルックス面での変化も見逃せない重要ポイントのひとつです。

先代である6代目アルトが若い女性をターゲットとして設計されたデザインであったことに対し、この7代目アルトはさらに丸みを強調しつつボディ剛性と質感を高め、1クラス上のコンパクトカーを連想されるボディデザインに変化しました。

ただのデザイン一新に留まらないところがスズキ車らしく、ワゴンRと共通の新世代型プラットフォームと高張力鋼板の採用により、ボディ剛性が先代よりも強化されている点も見所となっております。

エコ性能を重視しターボモデルの復活こそ見送られましたが、710~810kgという車体の軽さは大きな武器であり、5代目アルトと同等スペックながらパワー感も強化されている点は評価に値します。

クルマの平均身長が伸びつつある現代のニーズに合わせ、1,520mm(アルトエコ)から1,545mm(全4WDモデル)と先代よりも高い身長となった7代目アルトは、デザイン面でもコンパクトカーに匹敵する見事な作りが印象的な次世代型軽自動車だと言えるでしょう。

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HA25系7代目アルトはCVT仕様の「X」が狙い目

2017年現在は8代目アルトがデビューし、旧世代になった7代目アルトは比較的お買い得感の強いモデルシリーズですが、これから購入されるご予定の方へのおすすめはズバリCVT仕様の「アルトX」が狙い目です。

この7代目アルトには、「スズキ パレット」に採用されていたジヤトコ製の副変速機機構搭載のCVTが採用され、「アルトX」はその対象車両です。

HA25SアルトXでは760kgという軽量な車体に加え、CVTによるスルスルとスムーズな加速のK6A型N/Aエンジンの出足のよさは、街乗りから高速道路まで臨機応変に対応できる懐の深いものとなっております。

居住性・積載性能の高さはすでに先代アルトで折り紙付きですが、このCVTによるドライビングフィールの向上ぶりはまさに「鬼に金棒」といったところで、若葉マークの初心者ドライバーからベテランドライバーまでを唸らせるに十分なものがあります。

現行軽自動車の基準となっている5ドアハッチバックという作りもよく、素直で扱いやすいハンドリングとの相乗効果により、MT車では思わずその気にさせられてしまうほど安定したコーナリング性能を披露してくれるオールラウンダーな一面も。

8代目アルトの登場により、中古車市場での平均価格もグッとリーズナブルな価格帯になった7代目アルトシリーズは、あらゆるユースの形に対し十分な満足感が得られる大変お買い得な狙い目モデルのひとつです。

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